口臭を引き起こす原因の8割は口の中
口臭を引き起こす原因の8割程度は口の中にあるといわれています。
歯槽膿漏や歯垢や歯石、虫歯、義歯などが口臭を発生させる原因と考えられます。
これら以外にも病気が原因となって起こる口臭もあります。
胃腸の調子によって口臭が起きる場合があることは大多数の人が知っていますが、呼吸器系に異常が生じていても口臭が引き起こされます。
肺、気管支、上気道、胸膜といった呼吸器系に疾患があると、そこからの臭いが直接口臭になり口から体外へ放出されます。
喘息などがもとで気管支が悪化すると、痰などの分泌されるものが多くなります。
気管支が弱ると痰を吐き出すことができにくくなり、溜まった分泌物が臭いを生じさせるため口臭の発生確率が上がります。
気管支炎や肺炎などの病気が原因で起こる口臭は、腐敗した肉のように生臭い臭いが特徴です。
これはというと、炎症が起こることで組織が傷ついてしまい、膿によって細菌が増えることで強烈な臭いが発生するのです。
呼吸器が原因となって起こる口臭は、根っことなる病気を治療しないことにはなかなか消し去ることはできないので、耳鼻科や内科できちんと治療しなくてはなりません。
その他にも、喉の奥にできる膿栓と呼ばれるものもひどい口臭を起こす原因となります。
これは細菌の死骸や食べ物のカスなどが喉に蓄積したことでできるもので人体には特に影響はないのですが、小さいからといって侮れないほど激しい臭いを発生させます。
喉の中に白っぽい黄緑色の塊があるようなら、口臭の原因となる膿栓かもしれませんので耳鼻科で除去してもらうといいでしょう。
病院に行かずに自分一人で取り除こうとすると、喉を傷つける恐れがあり、逆に口臭の悪化に繋がることもあるので、やらないでおきましょう。