タバコが原因の口臭
タバコを吸っている本人はあまり気にならない臭いでも、タバコを吸わない周囲の人にとっては不快な臭いだと感じることもあるでしょう。
それから、タバコそのものの臭いのみならず、タバコが原因の口臭をきつく感じる人もいます。
タバコを吸ってしまうとタールなどが舌の部分に付着して、それが唾液と一緒になってタバコくさい臭いになります。
ですが、このタバコ臭さは時間を置けば唾液が洗浄してくれるので軽減されます。
そのため、時間を空けること無くタバコを吸い続けるような人でないのであれば、吸い終わってからある程度の時間があけばタバコ独特の臭いは消滅します。
もっとやっかいなことは、タバコには唾液の分泌量を減少させるという働きがあるのです。
タバコが原因で口の唾液が出にくくなることで、歯垢もとれにくくなり、歯茎の血行も阻害されます。
歯茎の血行が悪化してしまうと、歯周病の危険が出てくることが明らかになっています。
タバコを吸う人は吸わない人より、歯周病を患う可能性は5倍にもなると伝えられています。
タバコを吸い続けると歯周病になる可能性も高まり、歯周病は口臭の原因になるという悪循環を生み出すため、タバコと口臭には濃い関係があるとされています。
タバコが原因とされる口臭を改善するには、タバコを断つことが最善の解決策です。
でも、そうは言っても簡単にはタバコをやめられないと思う人もたくさんいることでしょう。
タバコが原因の口臭を少なくするために、吸う回数や本数を減らしたり、寝る前にも歯磨きを行ったり、うがいを緑茶でしたりするなどの対応策を試みるのが良いでしょう。
