口臭の種類
口臭には、病気が原因の病的口臭、食べ物やタバコなどが原因で生まれる外因的口臭、生理的なことが原因となる生理的口臭があります。
生理的口臭に分けられるものは、全ての人にある口臭です。
起きた後やお腹がすいているとき、緊張しているときには誰もがみな口臭がきつくなってしまいます。
生理的口臭というのは、眠っている間やお腹がすいている時、またストレスを感じている時などに、唾液が分泌されにくくなり、口内における細菌が繁殖しやすくなることで生じます。
唾液の分泌量が減ってしまうことと細菌の増加が同時に起こると、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物が大量に出来るので口臭が始まります。
しかしながら生理的口臭は、他の場合とは異なり、歯を磨いたり、正しく食事をしたり、くつろぐ時間をもったりして対策を打つことで解消されていくものです。
生理的口臭は口の中の唾液が出てくる量が増えていけばいつのまにか口臭は緩和されるため、病院での治療などは必要ありません。
女性特有ですが、生理の時は口臭が強くなってしまう人もいるようですが、ホルモンバランスが崩れることで発生する口臭のためこの場合も治療はいらないでしょう。
同様に、妊娠や思春期などの血中ホルモンが変化する状況でもきつい口臭になる場合があります。
生理的口臭は誰にでもあり、適宜その対応をしていけばそれほど時間をかけずに軽減させることができるものなので、過剰に気にしすぎることのない様にしましょう。
自分が出している口臭が生理的なものなのか、病的なものなのかと不安になっている場合は、自分で思い悩むのではなく歯科医院や内科医院を訪れて相談してみることをおすすめします。